首席師範 小林直樹

私は、櫻公路先生と澤井先生という二人の偉大な師に教えをうけるという恩恵にあずかることができましたが、この恩恵を社会にお返ししていくことが先師の恩に報いることになるのではないかと思い、当会を設立いたしました。
ところで、強さを求めて中国拳法をはじめた私でしたが、強さ以上のものを修業を通して学ぶことができました。尊大にならず卑屈にならない自然体の心の持ち方、人にも自分にも尊厳を持つこと、目下の者に対して慈しみの心で接すること、これらはすべて道場の先輩や後輩と拳脚を交えながら体得してきたことです。
強くなるのに、特別な秘訣はありません。
あるとすれば、地道に続けていくこと。それだけです。
うまずたゆまず練習を続けていると、あるとき、自分の中の変化を実感することができる日がやってきます。これは間違いありません。あなたも必ず変わります。

略歴

1954(昭和29)年3月1日生まれ。
16歳で大日本講武会・櫻公路一顱先生に師事 。17歳で師範代に任命される。師の没後、大日本講武会中国拳法部の指導を任され後進の育成に尽力する。
28歳の時、太気至誠拳法・澤井健一先生に入門を許され、明治神宮で太気拳(たいきけん)の指導を受ける。
1995年大日本講武会より独立し躾道会を発足。
2008年躾道会を躾道館に改称、現在に至る。
・嫡流真伝中国正派拳法師範
・太気至誠拳法五段練士

1507719_293016834221535_5053266070008617101_n